日記

ゆっくり更新

#5.サンタさん

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お疲れ様です、佐藤です。

朝晩がグッと冷え込むようになりましたね。カラカラな空気の中、マスク越しでも息をすると鼻がツンとする日が出てきました。

肌が粉をふく・息が白くなるなども含め、寒さを肌で感じる以外にも、冬の知らせってありますよね。例えば、水道が凍り水が出なくなると"冬も本気を出してきたな"とか。

私の実家では冷え込み具合により、水道が凍結する日がありました。この対策として、母は夜通し蛇口から水を滴らせることで対処していました。
私は滴る水を夜中に発見しては(余計な)優しさで蛇口をしめ続けていたある日、遂に恐れていた凍結が起こり大パニック。母に激怒されました。

それからは水道に「コノママ!」と、付箋が貼られるようになりました。母のお陰で、私たちは快適な支度が行えていたのですね。感謝です

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さて、寒さも本格的となりましたね。皆さんは、冬が好きですか?今回は冬が待ち遠しいと思う理由の一つ、聖なるイベント"クリスマス"ついて、お話します。

「サンタさんを、いつまで信じてた?」
一度は話題になりますよね。私は小学生高学年まで疑うことなく、夢見る少女でした。サンタさんはトナカイが引くソリに乗って、プレゼントを配りながら夜空を駆け巡る。と、信じていました。わりと

そのため、我が家へ訪れた際は休憩をしてもらおうとお菓子を作って置いておきました。また、全世界の子どもを代表して感謝も伝えられたら。と、労いの言葉を手紙に綴りました。わりと全力で
 
「プレゼントは、何をお願いするの?」
両親から聞かれましたよね。覚えてる限り、私はサンタさんにプレゼントをねだった記憶がありません。欲しいものを具体的に決められない子だったのです。今もわりと

そんな優柔不断で脳内お花畑をこじらせていた佐藤Jr.が絞り出すお願いは、世界平和や自分の能力アップなどでした。幼いながら、なんと、まあ…両親は頭を抱えていたでしょうね。わりと本気で

 


ここで本題、私が最も印象に残っているクリスマスプレゼントをご紹介します。年長さんにサンタさんからもらったプレゼントのお話です。

クリスマスの朝、私の枕元にプレゼントはありませんでした。少し焦りながらプレゼントを探しに、寝ている家族を起こさぬよう布団を抜け出しました。

当時、私たちは2DKのアパートに4人暮らし。寝室の襖から顔を出すと、ダイニングキッチンの奥に玄関が見えます。まだ、プレゼントは見当たりません。

よく見ると、玄関に不自然な荷物が。何かと思えば、タオルをかけられたバケツでした。その見てくれからもわかるように、"プレゼント"ではありません。ただですね、小刻みに震えているのです。

好奇心のままバケツへ近寄ると、何か聞こえるんです。そのままタオルを取ってしまおうか、両親を呼ぼうか迷っていると、タオルの内側から何かが突き出るような・飛び出すような動きを見せました。

これは完全に未確認生命体が入っている。と確信した私は、タオルを取ると…中から、黄色いインコが飛び出してきました。

その後は叫んだのか泣いたのか喜んだのか…よく覚えていませんが、これがサンタさんからもらった最初で最後の生命体でした。

後日談ですが、インコの種類は真っ赤な丸いほっぺが可愛い"オカメインコ"でした。私が生まれてはじめて生き物を飼うキッカケとなり、とても良い経験になりました。


ここまでは良い感じの流れでしたね。
そしてオチとなりますが、このインコが入っていたバケツ。これは昨晩、クリスマスイブに家族で美味しくいただいたケンタッキーフライドチキンのクリスマスボックス(バケツ型のアレです)でした。

このハイセンスなサプライズに気がついたのは、割と最近でして。思い出話として友人に説明をしていたときに、ハッとしました。ブラックジョークだったのでしょうか。真相は、謎に包まれたままです。

次回もどうぞよろしくお願いします。

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#4.スイッチ

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お疲れ様です、佐藤です。

私の職場は、リモートワークがありません。周りでは出勤頻度が減っている話を聞きますが、我が社にその予定は、なさそうです。

去年の春、数ヶ月間リモートワークとやらを経験しました。…が、私は自宅の誘惑に勝てず全く捗りませんでした。環境が整っていないのも一つの原因でしたが、そもそも私は"仕事スイッチ"を自宅で入れることができませんでした。

世の状況はさておき、私の業務効率だけを考えると出勤は好都合なのです。しかし、働きたいか・働きたくないか となれば、後者です。私は毎朝「きょうは会社休みます。」(もう古いですね)と唱え、休日とおたのしみまでのカウントダウンをしながら、渋々と出勤です。わがままですね

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さて、それでは私の仕事スイッチはどこで入るのか。以前の私は"制服"でした。

おそらく理由は、アルバイトから前職まで、全て制服のある仕事であったからだと考えています。自由な格好で出勤し、仕事をする時はプチ変身(着替え)をして働きます。

「勤務時間外に着替えるんすか?」と、ブラック企業に対して強気な発言をする先輩からはじまり。着替え時間の5分が惜しくて、制服のまま出勤して激怒される後輩がいれば。制服を忘れて借りたにもかかわらず洗わずに返してくる同僚もいました。そんな面倒な制服、面倒な着替え。

私にとっては重要な"仕事スイッチ"でした。勤めているから着ることのできる制服に、特別を感じていたみたいです。「ありがとうございました」と、営業スマイルで最敬礼をする私が、まさか白Tジーパンスニーカーでバックパックを背負って煙草を吸っているなんて・・・誰が想像できますか。

と、仕事とプライベートの切り替えをさせてくれる制服は、私にとって"スイッチ"同然でした。そのため今回の転職活動中も、優先順位は高くなくとも無意識に制服の有無をチェックしているほど。そして、どうしたことか転職先は私服。完全に制服の流れでしたよね

同職へ転職する気は無かったため必然的に未経験から選ぶ、一からの職探し。オフィスカジュアルで街中のOLをするくらいなら、今まで通り自分の好きな服を着て通勤したい。という思いで、現在の職場へ転職が決まりました。今思えば、ほぼ服装で決めていますね。(ドラマチックな転職秘話は、後日)

ダラダラと長くなりました。私にとって"仕事スイッチ"であった"制服"が、無い職場へ転職した理由。そして、新たな"スイッチ"を見つけた話は、またこんど。

次回もどうぞよろしくお願いします。

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#3.におい

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お疲れ様です、佐藤です。

今年の夏は終わった途端、急に冷え込みましたね。秋をいち早く感じ取った金木犀がそそくさと開花し、例年よりも早い秋の訪れでした。

春の沈丁花・初夏の梔子・秋の金木犀は、"三代香木"と呼ばれ、私たちに季節の知らせを運んできてくれます。どの香木もザックリといえば、"華やかで甘い"ですが、各々の季節に合っている所も魅力のひとつです。

私はこの香りたちによって、思い出されることがあります。"香り(嗅覚)と記憶は密接に繋がっている"というのは有名なお話ですが、私は毎年身をもって体感しています。この心理現象は、"プルースト効果"と呼ばれ、科学的に証明されているのですね。恥ずかしながら、知りませんでした。

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さて、今回はにおいについてのお話です。隣に座った人がタバコ臭い・前に並んでいる人の加齢臭が気になる・すれ違った人の衣服から生乾き臭・・・など、気を遣わないことは悪とされています。

しかし、香りをまといすぎるのも良くない場合があります。例えば、飲食業では提供する料理に影響が出ます。サービス業においても、スタッフからの過度な香りを感じながら、小一時間の接客に付き合うお客様は、意外と体力を削られています。

ある人は、自分の好みに合わない香水を付けている職場の人を、"なめくじ"と呼んでいました。「なぜ、なめくじなの?」と聞いたら、「残り香が凄くて、どの道を通ったか分かるから」と言っていました。それはそれは・・・どんなもんか、逆に気になりました。

その他に、ハンドクリーム・柔軟剤・シャンプー・整髪料など、私たちは無意識に様々な香りをまといます。その中で、自分では気が付けず消すことも難しいにおいが"体臭"です。香りをまとう理由の1つですよね。

"頭に電撃が走った"などといわれる一目惚れは、容姿からのときめきがほとんどかもしれませんが、稀に遺伝子的に感じる"におい(フェロモン)"で惹かれることもあるといわれています。私が、ついついしてしまう癖の謎がこの話をする中で解決しました。

私は誰かと親密な関係を築いていく上で、相手との物理的距離を縮めることを無意識していました(ソーシャルディスタンスといわれる中こんな話ですみません)。そうすると、相手がどこまで自分をパーソナルスペースへ招き入れてくれるかが分かるのと、私自身が頭では守らなければならない(その人との関係性)と分かっている理性を抜きにして感じた"におい"を判断材料にしていました。

今お話している"におい"は、決して花の香りを愛でるような美しいものではありません。私は、寝具・自宅以外の家・汗・脱いだ衣服・人肌からの"におい"について話しています。これらを受け入れられるか否かは、家族・恋人・友人の中でも、限られた人であると思っています。あまり深い話をすると大変なことになりそうなので、このへんで。そういう貴重な人との関係は、慎重に大切に、そして長く付き合いたいものです。

 

最後になりましたが、香りによって情景や感情が思い出される"プルースト効果"に話を戻します。

前職の上司が「高級ブランド店は、いい香りがする」「この香りがすると、〇〇へ来た感じがする」という体験をキッカケに、私が所属していた店舗は業務用のディフューザーを導入したことがありました。これにより「この店舗へ来ると、この香りがする」という、意識づけとちょっとしたブランド力を感じさせよう。という魂胆でした。

そもそも、1店舗が行ったところで全社のブランド力(香り)として浸透はしないですし、所属していた店舗は殆どが一見さん。また、クレームが多く質の悪いお客様も多数ご来店される地域柄でもありました。

私の場合、香りが統一されることで他店を選んでも辛い出来事を思い出すことになるでしょう。また、お客様は店舗を変えたのに同じく嫌な対応を思い出すキッカケとなり、イラつきの原因になります。なんとも恐ろしい、誰も救わせないプルースト効果計画でした。

幸か不幸か、店舗運営の関係で換気がうるさく、自動ドアの常時開放命令が下されました。そのため、上司の計画は失敗に終わり、無駄な経費が数ヶ月間支払われるくらいで済みました。

次回もどうぞよろしくお願いします。

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